
photo: hanoimania.com
「ハノイ旅行、バスを使いこなせたら便利そうだけど、路線図はどうやって見るの?」「言葉も不安だし、ちゃんと目的地に着けるかな…」そんな風にハノイ バス路線図の情報を探していませんか?
ハノイに駐在し、日々バスを利用している私も、最初は路線の複雑さや情報の探し方に少し戸惑いました。
しかし、いくつかのポイントとツールさえ使いこなせば、ハノイのバスは驚くほど安価で、市内の様々な場所へアクセスできる、旅行者にとっても強力な味方になるんです。
その最大の秘訣は、最新の路線情報をリアルタイムで得られるスマートフォンのアプリを活用することにあります。
この記事では、複雑に見えるハノイのバスをスムーズに利用するために、以下の点を詳しく解説していきます。
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- 最新のバス路線図情報をアプリで簡単に入手する方法
- ハノイ公式バスアプリ「Tìm Buýt」とGoogle Mapsの効果的な使い分け
- バスの基本料金、具体的な支払い方法と注意すべき点
- 初心者でも安心して乗れる、バスの乗り方・降り方の実践的なコツ
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もう、情報が古いかもしれない紙の路線図を探し回る必要はありません。
この記事を読み終える頃には、あなたもアプリを相棒に、ハノイのバスを自信を持って乗りこなし、よりディープなハノイ体験を楽しめるようになっているはずです。
もう迷わない!最新ハノイ バス 路線図はアプリ活用が鍵
ここでは、ハノイのバス路線図情報を得るための基本として、なぜ紙よりアプリが良いのか、そして必須となる2大アプリの使い方や基本料金について解説します。
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- 紙より確実?路線図はアプリ入手が基本
- 最重要アプリ「Tìm Buýt」の登録と使い方
- 「Google Maps」バス経路検索の精度と注意点
- 結局どっち?「Tìm Buýt」とGoogle Mapsの使い分け
- 基本料金はいくら?最新運賃と支払い方法
- バスの種類と車両の見分け方 ポイント解説
- ハノイ バス 路線図だけじゃない!乗る前の必須チェック
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紙より確実?路線図はアプリ入手が基本
ハノイ旅行や生活でバスを使いこなしたいと考えた時、まず「バス路線図はどこで手に入るの?」という疑問が浮かびますよね。
確かに、ホテルのフロントや観光案内所などで、紙のバス路線図が配布されていることもあります。

ハノイバス路線図
しかし、ハノイのバス路線や運行情報は、残念ながら頻繁に変更されることがあるんです。
そのため、紙の路線図だと、せっかく手に入れても情報が古くて、かえって混乱してしまう可能性も否定できません。
そこでおすすめしたいのが、スマートフォンのアプリを活用する方法です。
ハノイのバスに関する最新情報はアプリで確認するのが、最も確実で効率的な手段と言えるでしょう。
バスの公式アプリやGoogle Mapsなどの地図アプリを使えば、リアルタイムに近い運行状況や最新の路線網を簡単にチェックできます。
経路検索機能を使えば、現在地から目的地までの最適なバス路線や乗り換え方法も一目瞭然です。
もちろん、大まかな地理感覚を掴むために紙の地図と併用するのも良いですが、ことバス利用に関しては、アプリをメインの情報源とするのが現代のハノイではスタンダードになっています。
[st-kaiwa1]「確かに、紙の地図だと情報が古いことありますよね…。アプリなら安心ですね!」[/st-kaiwa1]
最重要アプリ「Tìm Buýt」の登録と使い方
ハノイのバス情報を得る上で、絶対に外せないのが公式アプリ「Tìm Buýt(ティム・ブイッ)」です。
これはハノイ公共交通管理センター(HPTC)が提供しているアプリで、いわばハノイバス情報の決定版とも言える存在です。
まずは、お使いのスマートフォン(iOS, Android)のアプリストアから「Tìm Buýt」と検索してダウンロードしましょう。
アプリを開いたら、最初に言語設定を確認してみてください。多くの場合、自動でスマートフォンの言語に設定されますが、もしベトナム語になっていたら、設定メニューから英語に変更可能です(残念ながら日本語には対応していません)。
基本的な使い方は非常にシンプルです。
主な機能を表にまとめました。
機能 | 主な使い方 |
---|---|
経路検索 (Directions) | 出発地と目的地を入力すると、最適なバス路線、乗り換え、所要時間、料金などを表示します。現在地からの検索も可能です。 |
路線検索 (Lookup Route) | バスの路線番号(例: 09A, 86など)を入力すると、その路線の全バス停、運行ルート、運行時間などを確認できます。 |
バス停検索 (Lookup Station) | 地図上やキーワードでバス停を探し、そのバス停を通る路線を確認できます。 |
地図表示 (Map) | 地図上にバス路線やバス停を表示します。リアルタイムのバス位置情報(一部路線)も確認できる場合があります。 |
特に便利なのが経路検索機能です。
慣れない土地でも、これを使えばどのバスに乗れば良いか一発で分かります。
まずはこのアプリをダウンロードして、少し触ってみることから始めるのがおすすめです。
「Google Maps」バス経路検索の精度と注意点
普段から使い慣れている方も多い「Google Maps」でも、ハノイのバス経路検索は可能です。
目的地の名前や住所を入力し、交通手段で「公共交通機関(バスのアイコン)」を選択すれば、利用可能なバス路線や経路候補が表示されます。
これは非常に便利で、特に土地勘のない場所で、大まかな移動ルートや所要時間を把握したい時には重宝します。
地図と一体になっているので、バス停までの道のりや周辺情報も同時に確認できるのが強みですね。
ただし、いくつか注意点もあります。
まず、Google Maps上のバス情報は、必ずしもリアルタイムの運行状況を完全に反映しているとは限りません。
特に交通渋滞による遅延情報などは、公式アプリ「Tìm Buýt」の方が正確な場合があります。
また、バス停の名前が主にベトナム語で表示されるため、ベトナム語に不慣れな方は少し戸惑うかもしれません。
稀にですが、「Tìm Buýt」で表示される最新の公式情報と、Google Mapsの情報に若干の差異が生じる可能性もゼロではありません。
Google Mapsはあくまで補助的なツールとして捉え、重要な情報は「Tìm Buýt」と合わせて確認するのが安心でしょう。
[st-kaiwa2 r]「Google Mapsは便利だけど、バスだとちょっと不安な点もあるんですね。両方使うのが良さそう。」[/st-kaiwa2]
結局どっち?「Tìm Buýt」とGoogle Mapsの使い分け
「公式アプリのTìm Buýtと、使い慣れたGoogle Maps、結局どっちを使えばいいの?」と悩む方もいるかもしれません。
ハノイに住む私の結論としては、「両方を賢く使い分ける、または併用するのが最強」です。
それぞれのアプリに得意なこと、少し苦手なことがありますから、状況に応じて使い分けるのがスマートな方法です。
具体的には、以下のような使い分けがおすすめです。
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- 最新かつ詳細な路線情報(全バス停、時刻表など)を確認したい時 → Tìm Buýt
- 特定の路線番号のルートを正確に知りたい時 → Tìm Buýt
- 現在地から目的地までの大まかな経路や所要時間をサッと知りたい時 → Google Maps
- バス停までの道順や、周辺の地図情報も合わせて確認したい時 → Google Maps
- リアルタイムの運行状況(遅延など)を確認したい時 → Tìm Buýt(対応路線の場合)
[/st-square-checkbox][/st-cmemo]
例えば、まずGoogle Mapsで現在地から目的地までの経路を検索し、どのバス番号に乗れば良さそうかアタリをつけます。
次に、そのバス番号をTìm Buýtに入力して、より詳細なルートやバス停リスト、リアルタイム情報を確認する、といった流れがスムーズです。
両方のアプリをスマートフォンに入れておき、それぞれの長所を活かすことで、ハノイのバス移動は格段に快適になりますよ。
基本料金はいくら?最新運賃と支払い方法
ハノイのバスの魅力は、なんと言ってもその運賃の安さです。
2025年4月現在、一般的な路線バスの運賃は、一回の乗車あたり10,000VND(ベトナムドン)が基本です。日本円にすると約60円程度(※レートにより変動)と、驚くほどリーズナブルです。
ただし、一部の路線、特に郊外へ行く長距離路線や、ノイバイ空港と市内を結ぶ専用バス(86番など)は、これよりも高い運賃設定(例: 45,000 VNDなど)になっています。
乗車する前に、念のためアプリなどで料金を確認しておくと安心ですね。
支払い方法は、基本的に現金です。
バスに乗車する際に、運転手さんまたは車掌さん(いる場合)に行き先を告げるか、何も言わずに現金(基本料金の10,000VND札など)を渡せばOKです。
ここで非常に重要な注意点が一つ。
お釣りは基本的に期待できません。
特に高額紙幣(100,000VND以上)で支払おうとすると、お釣りがない、あるいは受け取りを拒否されることもあります。
必ず事前に10,000VND札などの小額紙幣を用意しておきましょう。
ちなみに、ハノイには「Vé tháng(ヴェー・ターン)」と呼ばれるバスのICカード式定期券もありますが、購入手続きやチャージなどを考えると、短期滞在の旅行者が利用するのはあまり現実的ではありません。
[st-kaiwa3]「10,000ドンって、日本円で60円しないくらい?めちゃくちゃ安い!でもお釣りは要注意ですね…。」[/st-kaiwa3]
バスの種類と車両の見分け方 ポイント解説
ハノイ市内を走るバスには、いくつか種類があります。
路線図やアプリで番号を確認するのも大切ですが、バスの種類や見た目の特徴を知っておくと、乗りたいバスを見つけやすくなりますよ。
主に以下のようなバスが走っています。
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- 一般路線バス: 最もよく見かけるタイプです。車体の色は運行会社によって異なり、赤と黄色、青と白、緑と黄色など様々です。ハノイ市内の大部分をカバーしています。料金は基本の10,000VND路線が多いです。
- 空港バス: ノイバイ空港と市内を結ぶ路線です。代表的なのはオレンジ色の車体が目印の86番バス(ハノイ駅行き)ですが、他にもいくつかの路線があります。料金は一般路線より高め(45,000VND~)です。
- VinBus(ヴィンバス): 大手ビングループが運営する比較的新しい電気バスです。鮮やかな緑色の車体が特徴で、環境に優しく、車内も清潔で快適です。主要な幹線道路や新しい都市エリアを中心に運行しています。料金は一般路線バスと同じ10,000VNDです。
- 二階建て観光バス (Hop-on Hop-off Bus): 主に観光客向けのバスで、旧市街や主要な観光スポットを巡回しています。真っ赤な車体のオープンデッキが特徴です。乗り降り自由ですが、料金体系は通常の路線バスとは異なり、時間制のチケット(数時間~1日)を購入する形になります。
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これらの特徴を覚えておくと、遠くからバスが近づいてきた時でも、自分が乗りたい系統のバスかどうか判断しやすくなります。
特にVinBusは比較的新しく快適なので、もし目的地まで行く路線があれば積極的に利用してみるのもおすすめです。
ハノイ バス 路線図だけじゃない!乗る前の必須チェック
さあ、アプリで路線図を確認し、乗りたいバスも決まった!…でも、バス停に向かう前に、いくつかチェックしておきたい大切なポイントがあります。
これを怠ると、せっかくバスに乗れても後で困ったことになるかもしれません。
まず、最も重要なのが小額紙幣の準備です。
先ほどもお伝えした通り、ハノイのバスはお釣りが出ない、あるいは渡しにくいことが多いです。
乗車料金ぴったりの10,000VND、あるいは20,000VNDといった、お釣りが出ても少額で済む紙幣を用意しておきましょう。50,000VND札でも、混雑時などは嫌がられることがあります。
次に、目的地のバス停名(できればベトナム語表記)をメモしておくこと。
スマートフォンの画面を見せても良いですが、電池切れのリスクも考えると、紙に書き出しておくと安心です。
また、アプリを使うためにはスマートフォンのバッテリー残量も重要です。モバイルバッテリーがあると心強いですね。
そして、ハノイの交通事情を考えると、時間に余裕を持った計画を立てることも大切です。渋滞でバスが遅れることは日常茶飯事です。
最後に、アプリをスムーズに使うためのインターネット接続環境。ポケットWi-Fiや現地SIMカードの準備も忘れずに行いましょう。
これらの準備をしっかりしておけば、安心してハノイのバス旅をスタートできますよ。
[st-kaiwa1]「なるほど、乗る前にも準備が大切なんですね!小銭とバス停メモ、忘れないようにしないと。」[/st-kaiwa1]
【実践編】ハノイ バス 路線図を使いこなすテクニック
続いて、実際にバスを利用する際の具体的なテクニックです。バス停での確認方法から乗り降りのコツ、主要路線、注意点、そして駐在員ならではのTipsまで紹介します。
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- バス停の探し方と乗りたいバスの見極め方
- スムーズな乗降のコツ 支払いと降車方法
- 主要観光地へ行くおすすめバス路線ガイド
- ノイバイ空港行きバス(86番以外も)完全ガイド
- 旅行者が知るべきバス利用の注意点とマナー
- 大きな荷物は持ち込める?スーツケースの扱い
- 【駐在員Tips】バス移動がもっと快適になる裏技
- 総括:アプリで攻略!最新ハノイのバス路線図活用術
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バス停の探し方と乗りたいバスの見極め方
アプリで乗るべきバス路線が分かっても、次に戸惑うのが「バス停はどこにあるの?」という点かもしれません。
まずは、先ほど紹介したアプリ「Tìm Buýt」や「Google Maps」を開きましょう。
地図上にバス停のアイコンが表示されるので、現在地から最も近いバス停を探します。
実際に通りに出てみると、ハノイのバス停には屋根とベンチがある立派なものから、道路脇に標識が一本立っているだけのシンプルなものまで様々です。
多くの場合、青地に白いバスのマークと、停車するバスの路線番号が書かれた標識がありますので、それを目印にしてください。
一つのバス停に複数の路線が停車することも多いです。
お目当てのバスが来たら、慌てずにバス正面の上部や側面にある路線番号をしっかり確認しましょう。これが一番確実な見分け方です。
行き先表示も電光掲示板やプレートで表示されていますが、こちらは主にベトナム語表記です。
もし自分の乗るバスか不安な場合は、手を挙げてバスを停め、乗車口にいる運転手さんや車掌さんに、メモしておいた行き先のバス停名を見せて確認するのが良いでしょう。
簡単なベトナム語ですが、「Cho tôi hỏi, xe này đi [バス停名] không?」(チョー トイ ホイ、セー ナイ ディー [バス停名] コン? – すみません、このバスは[バス停名]へ行きますか?)と尋ねてみるのもコミュニケーションとして面白いかもしれませんね。
[st-kaiwa2 r]「バス停、ちゃんと見つけられるかな…番号をしっかり見るのが大事ですね!勇気を出して聞いてみるのもアリか。」[/st-kaiwa2]
スムーズな乗降のコツ 支払いと降車方法
乗りたいバスを見つけたら、いよいよ乗車です。スムーズな乗り降りのためのコツと手順を知っておきましょう。
まず、バスが近づいてきたら、乗る意思を示すために軽く手を挙げるのがベトナム流。満員に近い場合や、バス停に誰も待っていないと通過されてしまうことも稀にあります。
バスが完全に停車したら、基本的には前から乗車します。(一部の新しいバスや空港バスでは真ん中のドアから乗る場合もありますが、前方が一般的です)。
乗車したら、すぐに運賃を支払いましょう。
運転手さんに直接、あるいは近くにいる車掌さんに現金(用意した小額紙幣)を手渡します。チケット(レシートのようなもの)を渡されるので受け取ってください。
席が空いていれば座り、空いていなければ手すりや吊り革にしっかり掴まりましょう。
次に降車です。アプリなどで目的地のバス停が近づいてきたことを確認したら、車内にある降車ボタン(Nút bấm dừng xe)を押して知らせます。
ボタンが見当たらない古いタイプのバスや、押し忘れた場合、不安な場合は、早めに周りの乗客や車掌さん、運転手さんに「Cho tôi xuống ở [バス停名]」(チョー トイ スオン オー [バス停名] – [バス停名]で降ります)と伝えるのが確実です。
バスがバス停に停まったら、後ろのドアから降車するのが一般的です。慌てず、忘れ物がないか確認してから降りましょう。
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- バス停で待つ
- 乗りたいバスが来たら手を挙げて合図(推奨)
- 前から乗車
- すぐに運賃支払い(現金)
- 目的地が近づいたらアプリ等で確認
- 降車ボタンを押す or 運転手/車掌に告げる
- バスが停まったら後ろのドアから降車
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主要観光地へ行くおすすめバス路線ガイド
ハノイ市内には数多くのバス路線がありますが、旅行者が効率よく観光スポットを巡るために便利な路線もいくつかあります。
ここでは、代表的な観光地へのアクセスに役立つバス路線をいくつかご紹介しますね。
ただし、路線や運行ルートは変更される可能性もあるため、必ず乗車前に「Tìm Buýt」などのアプリで最新情報を確認してください。
主な観光地 | アクセスに便利なバス路線(例) | 簡単な特徴 |
---|---|---|
ホアンキエム湖・旧市街 | 09A, 14, 36など多数 | 湖周辺には多くのバス路線が乗り入れています。「Bờ Hồ(ボーホー)」や周辺のバス停名で検索すると便利です。 |
文廟(ヴァンミウ) | 02, 23, 38, 41など | 国子監通り(Quốc Tử Giám)沿いのバス停を利用します。 |
ホーチミン廟・博物館 | 09A, 14, 45など | バーディン広場周辺のバス停を利用。「Lăng Chủ tịch Hồ Chí Minh」や周辺施設名で検索。 |
西湖(タイ湖)周辺 | E09 (VinBus), 14, 45など | 湖は広大なので、目的地(寺院、レストラン街など)に近いバス停をアプリで探しましょう。 |
タンロン水上人形劇場 | 09A, 14, 36など | ホアンキエム湖畔のバス停から徒歩すぐです。 |
これらの路線番号はあくまで一例です。
ハノイのバス網は非常に発達しているので、アプリで出発地と目的地を入力すれば、ここに挙げた以外にも様々なルートが見つかるはずです。
ぜひアプリを駆使して、自分だけのバスルートを開拓してみてください。
ノイバイ空港行きバス(86番以外も)完全ガイド
ハノイ・ノイバイ国際空港(HAN)と市内を結ぶバスは、タクシーやGrabに比べて格安で移動できるため、多くの旅行者や在住者に利用されています。
最も有名で旅行者にとって使いやすいのが、オレンジ色の車体が目印の「86番バス」でしょう。
このバスは、空港(国内線T1、国際線T2の両方)とハノイ駅(Ga Hà Nội)を、旧市街のホアンキエム湖近くなどを経由して結んでいます。料金は現在45,000VND(約250円)、大きめの荷物スペースもあり、車内も比較的きれいです。運行間隔も30分~45分程度と比較的多いため便利です。
しかし、空港アクセスバスは86番だけではありません。
他にもいくつかの路線があり、目的地によっては86番よりも便利な場合があります。
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- 07番: 空港 ⇔ Cầu Giấy(カウザイ)バスターミナル。料金7,000VND。西部のカウザイ地区方面へ行く場合に便利。
- 17番: 空港 ⇔ Long Biên(ロンビエン)バスターミナル。料金9,000VND。旧市街の北側、ロンビエン橋近くへ行く場合に便利。
- 90番: 空港 ⇔ Kim Mã(キムマー)バスターミナル。料金9,000VND。日本大使館などがあるキムマー地区方面へ行く場合に便利。
- E10 (VinBus): 空港 ⇔ Ocean Park(オーシャンパーク)。料金9,000VND。比較的新しい東部のニュータウン方面へ。
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これらの一般路線バスは料金が非常に安いのが魅力ですが、86番バスに比べて停車するバス停が多く、所要時間がかかる傾向にあります。また、大きな荷物スペースがない場合が多い点にも注意が必要です。
自分の宿泊先や目的地に最もアクセスしやすい路線を、事前にアプリで調べておくことを強くおすすめします。
時間に余裕があり、荷物が少ない場合は、一般路線バスを使ってみるのもローカルな体験ができて面白いですよ。
[st-kaiwa3]「空港バスって86番だけじゃないんですね!安いけど時間がかかるのか…。自分のホテルの場所に合わせて選ぶのが大事ですね。」[/st-kaiwa3]
旅行者が知るべきバス利用の注意点とマナー
安くて便利なハノイのバスですが、快適に、そして安全に利用するためには、いくつか知っておきたい注意点と現地のマナーがあります。
まず、最も注意したいのがスリです。
特に混雑している車内では、貴重品の管理に十分気をつけてください。カバンは前に抱える、ズボンの後ろポケットに財布やスマートフォンを入れない、といった基本的な対策を徹底しましょう。
次に、混雑時のマナーです。
バスが混んできたら、入り口付近に固まらず、なるべく奥に詰めるようにしましょう。大きなリュックサックなどは前に抱えたり、足元に置いたりして、周りの人の邪魔にならないように配慮することが大切です。
車内での飲食は基本的に控えるのが無難です。特に匂いの強い食べ物は避けましょう。
また、ベトナムでは高齢者や身体の不自由な方、妊婦さん、小さな子供連れの方、そして僧侶の方を敬う文化があります。
車内に設けられている優先席(Ghế ưu tiên)はもちろん、そうでない席でも、これらの人が乗ってきたら席を譲るのが一般的なマナーです。
大声での会話や、電話での長話も周りの迷惑になることがあるので控えめに。
最後に、ハノイの交通事情として、運転がやや荒いと感じる場面もあるかもしれません。バスが動いている間は、座っている場合でも立っている場合でも、手すりや吊り革にしっかり掴まることを忘れないでください。
大きな荷物は持ち込める?スーツケースの扱い
「空港からホテルまで、あるいはホテル間の移動で、スーツケースを持ってバスに乗りたいんだけど…」と考える方もいるでしょう。
結論から言うと、ハノイのバスに常識的な大きさのスーツケースやバックパックを持ち込むことは、基本的に可能です。追加料金なども通常は必要ありません。
ただし、いくつかの注意点があります。
まず、日本のバスのように専用の大きな荷物置き場が設けられている車両は稀です(空港バス86番などを除く)。
そのため、荷物は自分の足元や、座席横の空いているスペース、あるいは車内の比較的空いている場所に置くことになります。
あまりにも大きな荷物(例えば特大サイズのスーツケースなど)や、複数の荷物を持ち込む場合は、混雑時に他の乗客の迷惑になったり、最悪の場合、運転手さんや車掌さんから乗車を断られたりする可能性もゼロではありません。
特に、朝夕のラッシュアワーなど、バスが非常に混雑する時間帯に大きな荷物を持って乗車するのは、なるべく避けた方が賢明です。
もし大きな荷物を持ってバスを利用する場合は、比較的空いている昼間の時間帯を選んだり、他の乗客の邪魔にならないように通路を塞がず置くなどの配慮を心がけましょう。
空港バス86番は荷物スペースが比較的確保されているので、空港アクセスで荷物が大きい場合は、やはり86番を利用するのが最も安心かもしれませんね。
[st-kaiwa1]「スーツケースも大丈夫なんですね。でも混んでる時は気を遣わないと…。なるべく空いてる時間帯を狙うのが良さそう。」[/st-kaiwa1]
【駐在員Tips】バス移動がもっと快適になる裏技
さて、ここまでハノイのバスの基本的な乗り方や注意点をお伝えしてきましたが、最後にハノイに住む私が実践している、バス移動がもう少し快適になるかもしれない、ちょっとしたコツ(裏技?)をご紹介します。
まず、アプリのリアルタイム情報を活用すること。「Tìm Buýt」などのアプリでは、一部路線でバスの現在位置情報が表示されることがあります。これをチェックすれば、バス停で無駄に長く待つ時間を減らせます。「あと〇分くらいで来るな」と予測できるのは大きいですよ。
次に、時間に余裕があるなら、あえて混んでいるバスを一本見送るという手もあります。特に始発地に近いバス停なら、少し待てば比較的空いているバスが来ることもあります。
また、もし終点近くまで長く乗る場合は、乗車時に少し奥まで進んでみると、意外と空いている席が見つかることがあります。入り口付近は混雑しがちですからね。
よく利用する路線が決まっているなら、乗り降りするバス停の位置や、目印になる建物・お店などを覚えておくと、アプリだけに頼らずスムーズに行動できます。
そして、これは裏技というより心構えですが、簡単なベトナム語を使ってみるのもおすすめです。「シンチャオ(こんにちは)」「カムオン(ありがとう)」「シンローイ(すみません)」だけでも、運転手さんや周りの乗客との距離が少し縮まるかもしれません。
ハノイのバスは、時に日本では考えられないようなハプニング(急なルート変更、故障など…滅多にありませんが)も起こりえます。そんな時も「まあ、これも旅の味か」と、ローカルな発見を楽しむくらいの気持ちでいると、バス移動がもっと面白くなりますよ。
総括:アプリで攻略!最新ハノイのバス路線図活用術
ハノイのバス利用について、様々な角度から解説してきました。
[st-kaiwa1]最後に、今回の記事内容のポイントをまとめます。[/st-kaiwa1]
[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
- ハノイのバス路線図は紙よりアプリでの入手が確実である
- 最新情報はハノイ公式バスアプリ「Tìm Buýt」で確認すべき
- Google Mapsも経路検索に使えるが、情報はTìm Buýtと併用推奨
- 経路検索はTìm BuýtとGoogle Mapsの使い分け・併用が最強
- ハノイ市内のバス基本運賃は主に7,000VND (2025年4月時点)
- 空港バスや一部長距離路線は運賃が異なる
- バス料金の支払い方法は現金が基本である
- お釣りは期待できないため小額紙幣の準備が必須
- ICカード式定期券「Vé tháng」は旅行者向きではない
- ハノイのバスには一般路線、空港バス、VinBusなどの種類がある
- 乗車前には小額紙幣と目的地のバス停名メモを準備しよう
- バス停の位置はアプリで確認し、現地の標識を目印にする
- 乗るべきバスは車体正面や側面の「路線番号」で確認する
- バスへの乗車は前から、運賃支払いは乗ってすぐに行う
- 降りたいバス停が近づいたら降車ボタンか口頭で意思表示する
- バスからの降車は後ろのドアからが一般的
- ノイバイ空港へのアクセスは86番バス以外にも複数の路線がある
- バス車内ではスリに注意し貴重品管理を徹底すること
- 混雑時は奥に詰め、優先席は必要に応じて譲るマナーがある
- スーツケース等の大きな荷物も持ち込めるが混雑時は配慮が必要
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title=”最後に” webicon=”st-svg-check-circle” color=”#fa8072″
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今回は、ハノイのバスについて、路線図の入手方法からアプリの活用法、具体的な乗り方、料金、さらには注意点や駐在員ならではのTipsまで、幅広く解説しました。
特に、最新の「ハノイ バス 路線図」情報を得るには、公式アプリ「Tìm Buýt」と「Google Maps」を上手に使い分けることが非常に重要だとご理解いただけたのではないでしょうか。
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この記事を参考に、ぜひハノイのバスを乗りこなして、より安く、より深く、あなたのハノイ滞在を楽しんでくださいね。
バスは非常に便利ですが、状況によってはタクシーや配車アプリGrabの方が適している場面もあります。
以下の記事では、ハノイでのGrabアプリの使い方や料金相場、利用時の注意点などを詳しく解説しています。
バスとGrab、それぞれのメリット・デメリットを理解して使い分けることで、ハノイでの移動がさらに快適になりますよ。
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title=”関連記事” webicon=”st-svg-file-text-o” color=”#757575″
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- 3月のハノイ 服装選び決定版!天気・湿度・気温対策まとめ
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